2006-07-17
角川書店編集 角川文庫 438円
幸田文や椎名誠など20人の筆が「犬」を語ります。
いづれ劣らぬ「文学者」たちであります。
知性に溢れる人たちであり、怜悧な表現者なはずである。
ところが。犬を語る彼らはみんな変な人である。
もともと変な人だったのか、犬を語るから変な人になってしまうのか。
とにかく知性は「痴」性に堕するし、
怜悧な表現には程遠く感情的な表現が目立つ。
これでは僕らとなんら変わらんではないかと思えてしまうのだ。
犬と暮らす、なんもかも全部が暴かれる作品集です。
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