ジョンが逝きました。
2007-08-25


禺画像]
『そらん』は姉が来て以来、ジョンにぴったりと寄り添っていたそうです。
12時30分ごろに『そらん』が呼びに来たといいます。
不審に思い、ジョンの様子を見ると息が止まっていたといいます。
ジョンの体を拭き、きれいにしてくれたそうです。
じっと様子を見つめていた『そらん』は、死化粧が済むと、
寝棺が来るまでの間、ジョンに寄り添っていたといいます。

寝棺が到着して、リビングに安置したあとも、何度も覗き込んでいたと聞きました。
『そらん』は、僕にできなかった哀悼をジョンに捧げていたのかもしれません。
ジョンは苦しまずに静かに逝きました。

思えば不思議な犬でした。
『ごお』を失ったあとやってきて、あっという間に溶け込みました。
もう何年も一緒にいたと思わせた犬でした。
蕎麦湯が好きで、スイカが好き。僕にくっつく様は『ごお』の如し。
始めから僕になつき、誰からもずっと飼い犬だったと思われていた犬でした。
一切手が掛からず、聞き分けもよく、『そらん』によく学び、
ただの一度も声を荒げることも無く、時折『ごお』を感じさせてくれました。
たった一年半しか一緒に暮らせなかったとは思えません。

今はさびしいです。哀しいです。
心残りは臨終に立ち会えなかったこと。
でも、覚悟ができていた分、残念な気はしていても、
『ごお』のときに残した『後ろめたさ』はありません。

明日、荼毘に付します。
心配してくれた人、励ましてくれた人、ありがとうございました。

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[ジョン]

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