募金等返還訴訟 第7回
2008-02-08


今日は「募金等変換訴訟」の第7回裁判があった。
なんとか「そらん」の協力もあり、8時に起きられてので、
そそくさと散歩に行った後、大阪地裁に出向いた。

第6回は勤務の都合で傍聴できなかったから、
第5回裁判に続いて2度目の傍聴となった。
10時に開会予定であり、少し前に808号法廷の前に着くと、
すでに原告団と傍聴者が20名程度すでにいた。
AAの代理人は、裁判官の入廷と同時の定刻ぎりぎりに入廷し、
着席するかしないかの間に、裁判官を前に一同挨拶をして開廷となった。
相変わらずAA代理人は改定時刻ぎりぎりの入場の上、
身だしなみこそ整いはしていたが、胸に輝く弁護士バッジがないように見えた。
閉廷後傍聴者に聞いたところ、同じような感想が聞けた。
詳しくは知らなかったので、バッチは着けているものだと感じていただけに、
弁護士バッチって着けていなくてもいいんだと知ったのは小さな驚きだった。
もしかしたら僕も、尋ねた傍聴者にも見えない位置につけていたのかもしれないけど、
意外に思った。

裁判は、今回もあっという間に終わった。
どうもAAは積極的に原告側の急釈明に対して答える意思はないらしい。
しかし、前回の抵抗に比べれば、相当に苦慮しているような印象を持った。

具体的なやり取りは、準備書面を見ていないので良くわからなかったのだが、
まずヤフーオークションの取引のあった口座について、
原告側から求釈明が出されていたようであるが、
どうも具体的な回答はなされていなかったということのようだ。
これまでの裁判経過の繰り返しである。
準備書面について裁判官からの確認がなされた後、
原告の会・鎌田氏が裁判長に発言を求め、
AA代理人が送付してきた回答の中の疑問について問いただした。
蒲田氏の発言中にもかかわらず、AA代理人は途中で発言を止め答えていた。
オークションに使っていた口座は2006年2月か3月には存在したという、
解説時期をあいまいにした回答をしたうえで、
調査嘱託をしたければ書面で請求するよう求め、書面が出た段階で考慮すると答えた。

原告の会は、同様に考えたのか、調査嘱託を請求する口座については、
オークション口座以外の、新たに判明した口座のどこまでを対象とするか、
後日書面を出すとしていました。

絶対にAA側から会計を公開する意思がないということが、
改めてはっきりした裁判となりました。
予想通りとはいえ、がっかりです。

裁判官の話が、耳の悪い僕には聞き取りづらくて、詳しいやり取りが書けません。
原告の会が準備書面などとともに報告するはずだから、
僕もそこで確認したいと思います。


以下は今日も含めた感想です。

口座間で金を移していくさまは、
不完全なマネー・ロンダリングという印象が抜けません。
口座間で次々に金を移すことの意味を、以前AAが説明していましたが、
なんか説明が違うなと感じます。
そもそも同一金融機関で複数の個人口座を開設している段階で変だし、
団体口座でない口座に移していくのは、正しいあり方とは思えません。

この後、原告の会の好意で、少しだけ原告の打ち合わせに立ち合わせていただきました。
部外者の僕を立ち合わせていただきありがとうございました。
おかげで裁判の中ではっきりと見えない部分が少し見えてきました。

この裁判は、被害者がAAとの接触を避けたいという意志が強く、
いまひとつ大きな力となっていません。
ボランティア参加者や支援者で、かかわりになるのを恐れていて、
沈黙を守っている方も多いのではないかと思います。
恐怖を感じさせられているということが、まさしく問題なのです。
更なる情報が原告の会へ寄せられることを望みます。
放置しておけば、被害の再生産になります。

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