2008-05-02
仕事に追われ、あたふた、じたばたしているうちに5月になった。
ずっと追い続けているAAのことはチェックをしていて、
いろいろと矛盾する不可思議な点を感じてはいたが、
記事にするほどの余裕がなかった。
AAの活動日誌は相変わらず肝心なことには触れていない。
延々と『犬が好き。犬を大切にしている。』と書き連ねるばかり。
普通に考えれば、保護団体ともあろうものが、
親馬鹿日記ではあるまいに、〜ちゃんがどうしたなどと、
連日書くとは思えない。
そんなことより、それぞれの犬について、
性格や飼育環境で求められる注意点を記すなり、
引き取り手のプライバシーに留意しつつ、
新しい環境に溶け込ませるために、
団体としてどのような支援を行ったかなどを紹介べきだろうと思う。
その他、トライアルに出た犬の紹介・報告も頻繁にするべきだろう。
引き取り手は写真を見て応募してくるのだから、
そういう更新こそ細やかにすべきではないのか。
新しい飼い主が見つかった報告さえ、満足なものに見えない。
他の団体と比較しても貧弱な活動日誌というほかない。
またたび獣医団とAAが非難したWan Lifeの活動日誌の方が、
彼らが批判しているにも拘らず、
よほど保護団体だと思えるのだ。
おそらく、注意深く読んでいる人なら気づいているだろうが、
『ずばり一言』も、『活動日誌』も、
彼らの最初の主張とは異なる記事となっている。
広島DPの譲渡条件では、多頭飼いは認めずとしていたのに、
現在では多頭飼いの多いこと。
方針転換した理由など一切明らかになっていない。
また、『ずばり一言と』と『活動日誌』の間にも齟齬がある。
一例を挙げれば、
『活動日誌』では、譲渡希望者が初めて会った犬だというのに、
『わが子のように』などという表記をした上で、
遠隔の地にすぐに連れ帰り、引き取っているとしている。
ところが、『ずばり一言』では、いきなり渡すことはないとしているのだ。
そして、新しい飼い主の元に引き取られて良かったと伝えている。
かと思えば、トライアルが終わり正式譲渡貸したと報告してもいる。
一つ一つの記事内ではおかしくないが、
トータルに眺めれば、矛盾点だらけなのだ。
『活動日誌』の中でも矛盾する。
引き取り手の希望、『若くて可愛い』という希望について、
引き取り手となってくれるのは嬉しいとしつつも、
『なんだかなあ』としているのだ。
引き取られやすいという理由からか、
純犬種を中心にレスキューしている団体が、
『なんだかなあ』と言う心理について疑問を持つ。
誰だって高齢の犬より若年の犬のほうがという意識を持つだろう。
そのこと自体は、感情として当然のことだ。
『かわいい』という表現だって、
見た目のみではないはずだ。性格をも意味していよう。
それを批判気味に買いおきながら一方で、
九州や関東から、わざわざ来ている引き取り手には感謝するのだ。
自分たちに向ける目は優しく、引き取り手に向ける目は厳しい。
見ていて、たまらなく不快な気分を抱く。
九州にも、関東にも保護団体はある。
移動時間、移動費用を考えたならば、
それぞれの地域の保護団体を紹介してあげるほうがよほど良い。
飼育相談に乗ってくれている団体もある。
どの団体だって、引き取り手の確保には難渋しているのだ。
遠いところから、高い費用をかけてくるくらいなら、
地元の団体で引き取り、
保護活動を広く区浸透させていくことも重要だと思う。
地元の団体で破棄された犬を引き取れば、
引き取り手側の時間も、費用も、負担が少なくなる。
そうして節約できた負担の一部を、
一円でも多くの活動への基金として募ればよい。
空いた時間を、不足している人的資産として活用もできよう。
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